返信が来ない不安

恋愛依存編


「返信が来ない」──それだけで世界が終わったように感じた時期があった。
この記事では、相手に依存してしまった恋愛のこと、そしてそこから少しずつ気づいていった心の変化を綴ります。

返信が来ないと不安で仕方なかった

恋愛をすると、いつも私は相手に依存しすぎてしまっていた。

LINEの返信が来ないだけで胸がざわつき、頭の中がそれでいっぱいになる。
何度もスマートフォンを開いては、新着通知が来ていないことに落ち込む。
たった数分の沈黙が、私にとっては「私に興味がない証拠」のように思えた。

付き合い始めの頃はマメに来ていた連絡も徐々に減っていく。
もう私に飽きてしまったのではないか。
実は他に好きな子がいるのではないと妄想が膨らんでいく。

もちろん相手にも生活があって私の相手ばかりできないのも分かっていた。
だけど私のことが好きなら相手してくれるはず。寂しくさせないはず。
なんていう一種の試し行動のような気持ちがあったように思う。
今考えれば愛情に飢えていたと思う。

本当は相手を責めたいわけじゃない。
ただ「大丈夫だよ」と安心させてほしかっただけなのに、
不安な気持ちはどんどん大きくなり、恋愛そのものが苦しさに変わっていった。

恋愛依存の背景にある自己肯定感の低さ

根っこにあったのは「自己肯定感の低さ」だった。

「自分には愛される価値がある」と信じられないから、
相手の言葉も行動も素直に受け取ることができなかった。
返信が遅れるだけで「きっと私なんてどうでもいいんだ」と思い込んでしまう。

本当はただ忙しかっただけかもしれないのに。
それでも私は「愛されなければ存在できない」という思い込みに縛られていた。

自分を責め続けた日々

依存すればするほど関係は不安定になっていった。
追いかければ追いかけるほど相手の気持ちは離れていく。
気持ちが離れれば離れるほどにますます追いかけてしまう。
悪循環になっていた。
一緒にいるのに寂しさが募り、最後には「やっぱり私は愛されない人間なんだ」と自分を責める。

恋愛は本来、心を安心させてくれるもの。
でもあの頃の私にとっては「辛さと不安を増幅させるもの」でしかなかった。

「どうしてこんなに不安になるんだろう」
「私が重いから嫌われるんだ」
そんな言葉が頭の中でぐるぐる回り、さらに自分を追い詰めていた。

少しずつ変わり始めた私の気づき

今も揺れることはある。
けれど少しずつ「相手の反応」より「自分の声」を大切にしようと思えるようになった。

返信がなくても、私は存在していい。
不安を感じても、それだけで価値がなくなるわけじゃない。
私は、愛されるに値する人間なんだ。

そう思える瞬間が、少しずつ増えてきた。

同じように悩んでいるあなたへ

もしあなたも「返信が来ないだけで不安になる」気持ちに押しつぶされそうになっているなら、どうか自分を責めないでほしい。

不安になるのは、弱いからではありません。
それだけ「誰かに大切にされたい」「安心したい」という強い思いを持っているからです。

相手の反応がすべてではありません。
あなたがここに生きていること自体が、もう大切な意味を持っています。

不安に押しつぶされそうになったら、深呼吸して自分にこう伝えてみてください。
「私は大丈夫。私は愛される価値がある」

私もまだ揺れながら歩いています。
でも、一緒に少しずつ「自分の存在を信じる力」を取り戻していきましょう。

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