自己肯定感が低い人の特徴
自己肯定感が低い人は、褒められても素直に受け取れないことが多い。
失敗すれば必要以上に自分を責め、成功しても「まだ足りない」と感じてしまう。
自分のことを褒められているのに、どこか他人事のように感じてしまい、
何だか居心地の悪ささえ感じていた。
私もずっとその典型だった。
褒められても「どうせ自分なんて」というのが、いつの間にか口癖になっていた。
褒められても信じられなかった子ども時代
自己肯定感が低い人は、褒められても素直に受け取れないことが多い。
失敗すれば必要以上に自分を責め、成功しても「まだ足りない」と感じてしまう。
私もずっとその典型だった。
褒められても「どうせ自分なんて」というのが、いつの間にか口癖になっていた。
子どもの頃、テストで良い点を取って母に見せても、返ってくるのは素っ気ない言葉だった。
「よかったね」と言われても目は冷たく、すぐに興味をなくした顔になる。
嬉しさよりも胸の奥に広がったのは「やっぱり私なんて」という虚しさだった。
友達が親に「すごいね!」と抱きしめられている姿を見ると、胸がぎゅっと痛んだ。
その光景が、自分には手に入らないものを突きつけるようで、羨ましさと寂しさで涙が出そうになった。
大人になっても残った「自己否定」
その癖は、大人になっても消えなかった。
仕事で評価されても、素直に受け取れない。
「今はよくても、次に失敗したら見放されるんじゃないか」
常に成功への喜びよりも、失敗への恐怖が勝っていた。
上司に「よく頑張ったね」と言われても、帰り道に考えるのは「次は大丈夫だろうか」という不安ばかり。
褒められるほどプレッシャーが強くなり、安心どころか刃のように胸に刺さった。
表面上お礼は言えても、「どうして褒められるのか」理解できなかった。
毒親・恋愛依存・過食が与えた影響
自己肯定感が育たなかったのには理由がある。
母から浴びせられた言葉が、私の心を削り続けた。
「お前はダメな子」
「生むんじゃなかった」
そんな言葉が心の奥にこびりついていた。
その土台の上で、恋愛では相手に依存し、夜には過食で自分を追い詰めていた。
「自分には価値がない」という思い込みが、私の生き方すべてを歪ませていた。
少しずつ自己肯定感を取り戻すために
完璧じゃなくてもいい。
弱さを隠さなくてもいい。
そう思える瞬間を少しずつ積み重ねることで、私は自己肯定感を取り戻し始めている。
まだ揺れることはある。
でも、「私は私のままで生きていていい」と信じられるようになりたい。
そのために今日も小さな一歩を積み重ねている。
同じように悩んでいるあなたへ
もしあなたも「褒められても素直に信じられない」「自分には価値がない」と感じてしまうなら、
それはあなただけの弱さではありません。
それはこれまでの経験や言葉が、心に深く刻まれているからです。
そして、それはあなたの責任ではありません。
他人に褒められた事実は、あなたが素直に受け取っていい正当な評価です。
少しずつで大丈夫です。
完璧じゃなくてもいい。
「私は私のままでいい」と思える瞬間を積み重ねることで、
必ず自己肯定感は取り戻せます。
この記事が、あなたの心に小さな安心を届けられたなら嬉しいです。


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