恋愛依存から抜け出すために

恋愛依存編


恋愛をすると、いつも相手の一言や返信に心を揺らしていた。
「嫌われたらどうしよう」と怯えながら過ごしていたあの頃。
この記事では、そんな恋愛依存から少しずつ抜け出していった私の小さな工夫を書いていきます。

気づくことから始まった

相手に嫌われるのが怖くて、必死にしがみついていた。
LINEの通知が来ないだけで胸がざわつき、画面を開いては閉じるのを繰り返す。

「きっと今頃、他の女の子と仲良くしているんじゃないか」
根拠のない妄想がどんどん膨らみ、頭の中を支配していった。

「私のことなんかもうどうでもいいんでしょ?」
そう送ってしまったことも何度もあった。
送信ボタンを押した瞬間から後悔して、送信取り消しをする。
「またやってしまった」と自分を責める。
典型的な「重い女」だと分かっていても止められなかった。

そんな不安定な精神状態では、相手も嫌気がさすのは当たり前。
大事にされるわけがないと分かっていたのに、自分をコントロールできなかった。

ある日ふと気づいた。
母の支配に縛られていた子ども時代と、今の恋愛に必死でしがみつく自分の姿が重なっていた。

通知を切る練習

最初にやったのは、LINEの通知をオフにすることだった。

音もバッジも消すだけで、返信を待つ時間の緊張が少し和らいだ。
「今、返事がない」という現実を突きつけられる回数を減らすことで、心が落ち着く瞬間が生まれた。

スマホから距離をとる

次に取り組んだのは、意識的にスマホから距離をとること。

机の上ではなく別の部屋に置いてみる。
散歩に出かけたり、本を読むときにはスマホを持たない。

最初はソワソワして落ち着かなかったけれど、少しずつ「返信待ちの呪縛」から解放される時間ができた。
その瞬間だけでも、不安が薄れる感覚を覚えた。

そして映画などを見て気を紛らわせることもあった。

自分の気持ちに耳を傾ける

恋愛依存の裏には、「本当は嫌だ」「苦しい」という自分の気持ちを押し殺す癖があった。

そこで日記やメモに、「今どう感じているのか」を書き出すようにした。
「私は本当はどう思っているの?」と自問自答する時間を持つ。

相手に伝えられなくても、まずは自分が自分の気持ちを知ること。
それだけで心の中に小さな安心が生まれた。

今だから思えること

恋愛依存から完全に抜け出せたわけではない。
それでも「待つ苦しさ」や「相手に合わせすぎる自分」に気づけたことは、確かな一歩になった。

支配されて育った私にとって、依存から抜け出すのは長い旅だ。
けれど少しずつ、自分の足で立つ練習を続けていきたいと思っている。

同じように悩んでいるあなたへ

もしあなたも「返信を待つ苦しさ」や「相手に尽くしすぎる自分」に悩んでいるなら、どうか自分を責めないでください。

その不安や苦しさは、弱さではなく「安心を強く求めてきた証」です。
小さな工夫でも、自分を守る一歩になります。

自分の気持ちを押し殺して尽くすより、
まずは自分の心を大切にすることが、本当の愛情につながるのだと思います。

どうか「気づいた自分」を認めてあげてください。
この記事が、あなたが恋愛依存から抜け出す勇気につながれば嬉しいです。

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