幸せへの呪縛

自己肯定感編

ずっと「幸せ」に飢えていた

最近気づいたことがある。
私はずっと「幸せ」になりたかった。

生まれてから長い間、心から幸せだと思えた瞬間はほとんどなかった。

何で私って生まれたんだろう。
生きていても楽しくない。
生きているのが辛い。
人生なんて早く終わればいい。
消えたい──そう思っていた時期もある。

子どもの頃からそんなふうに考えていた。
きっと今の私からは想像できないだろう。

選べなかった環境と渇望

生まれた環境は複雑だった。
人は生まれる環境を選べない。

恵まれた家庭に生まれた人が羨ましかった。
家族で笑い合う姿を見ると胸が痛んだ。
自分には与えられなかったから、幸せな家庭に強い憧れを持っていた。

「幸せってどんな形なんだろう?」
「自分にとっての幸せって何?」

それすら分からなかった。

今思えば、あの頃の私は「世界で一番不幸」みたいな顔をしていたと思う。
それくらい、心がいっぱいいっぱいだった。

誰かに幸せを求め続けていた頃

幸せの「形」がわからないから、
私はずっと “誰かに与えてもらう幸せにすがっていた”。

愛されたい。
必要とされたい。
大切にされたい。

その思いが強すぎて、相手に依存するしかなかった。

振り返れば、恋愛にのめり込んでしまったのも
「幸せにしてくれる人」を探していたからかもしれない。

でも、私が求めていた幸せを完全に満たしてくれる人なんていなかった。

少女漫画のヒロインみたいに「誰かが全部救ってくれる」世界ではなかった。

自分の幸せは、人任せでは作れない

ずっと私は「不幸」だった。
そう思い込んでいた。

でもある時ふと気づいた。

幸せって、誰かに与えてもらうものじゃない。
自分で作っていくものなんだ。

そう気づいた今の私は、
一心不乱に誰かを追いかけていたあの頃より、
はっきりと言えるほど幸せだ。

「幸せを探し回る人生」から、
「幸せを自分で積み上げる人生」に変わったから。

少しずつ自分が変わっていく中で、
大きな幸せはなくても日常の小さな幸せを感じられるようになった。

少女漫画のヒロインにはなれなくても、
私の人生の主役は私。
私の物語をハッピーにするのも、私自身なんだ。

同じように悩んでいるあなたへ

もしあなたも「幸せって何?」と迷っているなら、
焦らなくて大丈夫です。

幸せは突然誰かが運んでくるものではなく、
小さな安心や、小さな選択の積み重ねの先にあります。

あなたの幸せは、あなた自身が作っていいんです。
そして、あなたにも必ず作れます。

焦らなくてもいい。
今日より少しだけ心が軽くなる方向に、ゆっくり進んでいけばいいんです。



わたしも昔、自分を大切にできませんでした。

気持ちを押し込めて、つらさを誰にも言えずに抱え込んでいた。
心はずっと不安定で、「生きてるだけで疲れる」と思う日もあった。

もしあの頃、気持ちを言葉にできる場所があると知っていたら、
少しは自分を許せたのかもしれません。

いま、あなたが同じようにつらいなら、
その苦しさを一人で抱えなくていい。

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