(番外編)ありえないエピソード① お年玉は小銭で!

番外編

伯母が語った忘れられないお正月

我が家は親戚づきあいがほぼなく、

(母の兄弟は真面目な人たちなので、母からしたら色々言われるのが煩わしかったのかもしれません。)

母が亡くなって、10年ぶりくらいに母の兄弟たちが集まりました。

昔話に花が咲き、その中で伯母が「忘れられないエピソードがある」と私に教えてくれたのです。

時は私の幼少期。お正月。

子どもにとっては一年で一番楽しみと言っても過言ではないお年玉の季節。

私は伯母にこう頼んだそうです。

「お札だと母に取られるから、小銭でください。」と。

伯母はその言葉を真剣に受け止め、本当に小銭でお年玉をくれました。

ところがその後、祖母に「なんで小銭なんかでお年玉をあげたんだ!」と怒られてしまったそうです。

私にとってのお年玉とは


当時お年玉は私の手元に入るお金ではありませんでした。

少し大きくなると多少はもらえていたような気はしますが、全額もらったことはありません。

もちろん貯めておいてくれたこともありません。


その家々で教育方針は違うので仕方のないことだとは思いますが、

貯めておいてくれる親御さんの話を聞いてうらやましいと思っていました。

今振り返って思うこと

今思えば、伯母には本当に申し訳ないことをしました。

が、それと同時に「子どもなりに必死に考えてたんだなぁ」と思うと、ちょっと自分のことを可愛いなと思えるエピソードなのでした。

ちなみに実際に母にお年玉が取られなかったかどうかは不明です。

同じように悩んでいるあなたへ

子ども時代に必死で考えて工夫して生き延びてきたことは、弱さではなく強さでもあります。
あの頃の自分を可愛いと思えるように、あなたも自分を責めすぎないでくださいね。

コメント