助けてと言えなかった子ども時代
小さい頃からすぐに頼れる場所に母はいなかった。
母は私に興味がなかった。
泣きたいときも、苦しいときも、「我慢するのが当たり前」だった。
だから私は「助けて」と言えない子どもになった。
誰かに頼ることはせず。
自分で解決、もしくは我慢するようになった。
人に頼れない大人になって
大人になっても、その癖は抜けなかった。
仕事で困っても、体調が悪くても、
「自分でなんとかしなきゃ」と言い聞かせてしまう。
本当は苦しいのに、誰にも言えない。
結果として一人で抱え込み、できない自分をさらに責めていた。
自己肯定感の低さと孤独
「人に頼る=迷惑をかけること」
その思い込みは、私の自己肯定感の低さとつながっていた。
自分には価値がない。
だから人に甘えてはいけない。
そんな考えが、孤独を深めていた。
少しずつ変わり始めた私
最近になって、少しずつ「頼ってもいい」と思える瞬間が増えてきた。
頼ったからといって、見捨てられるわけではない。
むしろ、人は支え合って生きているのだと気づき始めた。
今もまだ怖さはある。
けれど「弱さを見せることは悪いことじゃない」と思えるようになってきた。
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