初めて母に対して嫌悪感を抱く

母の2度目の離婚と転々とする生活

小学校6年生の時に母は2度目の離婚をした。

私は母に引き取られたが、そこから男の人の家を転々とする生活が始まった。

暴力が日常にあった家

2番目に暮らした男は母に暴力を振るった。
私は殴られることはなかったが、母はよく体に大きなアザを作っていた。

ある日、母に「殺されるから警察署に行ってきて」と言われ、
泣きながら警察署に行き、おまわりさんと一緒に家に戻ったこともある

唯一の支えは飼い猫

当時の私を支えていたのは飼っていた猫だった。

唯一安心できる存在で、猫と一緒に家出をしたこともあった。

母への気持ちがなくなった瞬間

母に対して嫌悪感を抱くようになったのは、その男と別れた後だった。
私は母に「もう男はいいから、二人で生活していけばいい」と言った。

しかし母は「あんたなんかいつか嫁に行ってしまって役に立たないのに」と答えた。
その言葉は寂しさから出たものだったのかもしれないが、私には本心のように聞こえた。

その時から母に対する気持ちはなくなっていった。

大切な視点


母の言葉が本心だったのかどうかは分からない。
けれど、あの瞬間に私は強く傷つき、母への気持ちが消えてしまったのは事実だ。

どんな理由があったとしても、子どもが安心できない環境は健全とは言えない
あの頃の自分の感覚は間違っていなかったのだと思う。

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